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旬のこと

「とまと」推し

「出産祝い」を扱っている会社なので、毎日のように箱を包装紙で包んだり、熨斗紙を巻いたりしています。

実は本来の「熨斗」というのは、かつての日本で縁起物だった「アワビ」の加工品。いつからかそれは紅白の紙を折った「折り熨斗」として簡略化され、さらに現代ではそれを印刷した紙が「熨斗紙」として扱われています。誰が始めたものとも定かではないしきたりが徐々に形を変え、ネット通販の時代にまで生き残っている面白い国、日本。

ちなみに「水引」とは贈答品にかけられる紅や白や黒の紐のことですが(※弊社では熨斗紙に印刷してます)、一説によるとこれは室町時代の中国があくまで物品の区別のために貿易品にかけていた縄がルーツ。


受け取った日本側がこれを「贈りもののルール」だと勘違いしたのが始まりだと言われているそうです。いやー、なんというか、思いもよらぬガラパゴス進化を遂げたのですね。

一口にトマトと言っても

さて、そんなわけでご紹介したいのは、「トマト」を使用したmanma。さわやかなトマトの風味を残しつつ、赤ちゃんが食べやすいように酸っぱさ抑えたまろやかな仕上がりになっています。ちょっと調べたのですが、トマトの品種は全世界で8000種以上あるとのこと。特に日本は品種改良が盛んで、今も新しい品種が登録され続けているそうです。

そんなトマトなのですが、実は世界的には火を通して食べるのが普通で、こんなにも「生食」を好む国は珍しいとか。だからか人気を集めるのも、フルーツのように甘さのある品種たちです。

子どものお弁当にはプチトマトが添えられ、デパ地下では甘く高級なトマトがひしめき合う日本の光景。トマトの原産は南米ペルーだと言われていますが、この極東の島国では、少し変わった受容がなされているようです。

これもガラパゴス……と言えるのでしょうか?

届いたばかりの

トマト栽培を特に得意とされる方が弊社の取引農家にもいらっしゃいまして、お一人で農業を営まれていながら、全長65mのハウスから、夏の多いときは週に100kgのトマトを出荷しているそうです。ピンと尖ったヘタは鮮度の証。加熱すると丸みを帯びた、やわらかな甘さが引き立ちます。新鮮なうちに下ごしらえを済ませ、ベビーフードに旬の美味しさを閉じ込められるよう工夫しています。

子どもたちがトマトに触れる最初の一歩が離乳食。加熱することで酸味は穏やかになりますし、特に「5ヶ月」の商品ではじゃがいもや玉ねぎと組み合わせることで、さらにまろやかな仕上がりにしています。

そのおかげで、「とまと」推しの赤ちゃんが多いのもmanmaの特徴。是非、お試しいただけますと幸いです。